初めて聞きました・・きのうNHKのニュース・シブ5時で紹介されていました。
『安倍総理は、プーチン大統領とテタテで会談していた』と・・
これはフランス語の(têta-à-tête)だそうで、一対一で顔をつきあわせてということだそうですが・・何故フランス語で言わなきゃいけないんでしょうか?
何故英語を使わないの? というか、日本語じゃだめなのかいと思いましたが・・
今読んでいる幕末小説で、ハッとその答えが浮かんできました!
江戸時代末期、薩摩藩が起こした生麦事件の後処理で、イギリスは薩摩藩のみならず
幕府に対しても法外な賠償金をふっかけてきました。
その時、幕府は予定していた造船所建設、武器装備などの財源の問題もかかえていて、
フランスと数多くの交渉をかさねて、借款を受け入れてもらったという経緯があるんですね。その当時で500万ドル相当のお金を借りたそうです・・それらの交渉を、今の外務官僚はずっと勉強してきて引き継いでいるんでしょうね。そしてその周りにいる記者クラブにも、よく言えば独特の矜持、ふつうに言えばちらつかせたいものがあるのでしょう。
だから日本語や英語じゃなくて、フランス語なんでしょう。
だから「テタテ」なんて言うんでしょう・・(たぶん)